お嬢様の執事は元王子!?
「・・・ここが、学校?」

「はい」

ありえない~っ!!
何かパリとかにありそうな超豪華な建物なんだけど!?

「どうした、雅お嬢様。あまりの豪華さに腰が抜けたか?」

むっ!!
貴羅にバカにされると、すっごい腹が立つ!!

「そんな事、ないもん!!・・・無いですわ!!」

ちょっと意地を張ってお嬢様言葉を使ってみた。

「てか職員室は何処にあるんだ?」

スルーですか・・・(泣)
・・・ん?周りを歩く生徒をよく見ると3種類にりぼんの色が分かれてる。
あの人は赤。
あの人は青。
紫。
緑。
ピンク。
オレンジ。
私は・・・黄色。

「どうかしましたか?お嬢様」

「ねぇ、和。どうしてみんなリボンの色が違うの?」

「あぁ、あれはお嬢様単位で分かれているんです」

「お嬢様、単位?」

「まぁ詳しい話しは先生方がしてくれますので」

「うん、分かった」

・・・お嬢様単位って何だろう。
私の黄色が示しているものって?
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