お嬢様の執事は元王子!?
―翌日―




「雅、お前の高校変えたからな」

・・・?

「どういう意味?」

「転校させたって事よ」

え・・・?
えぇぇぇぇぇぇ~~~~っっっ!??

「何、勝手な事してるの!?」

「悪いとは思ったが・・・新しい家から今の学校まで通うのは遠すぎるぞ?」

・・・新しい・・・家?

「引っ越すって事?そんなの聞いてないよ」

「だって昨日決めたんですもの」

そんな勝手な・・・。

「雅が次に通う学校はお嬢様学校で大学もエスカレーターで行けるから勉強しなくてもいいんだよ?」

「行くっ!行きますっっっ!!」

勉強しなくていいと言う言葉を聞いて反応してしまったけど・・・

「お嬢様学校って・・・?」

「お金持ちのお嬢様が通う学校だよ」

漫画みたい・・・。

「さ、明日は引っ越しだから部屋を片づけていらっしゃい」

「・・・うん」

返事をしてしまったからには行くしかない。

私は風雑な気持ちで部屋の片づけに取りかかった。


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