「んっ…」
目が覚めるとそこは保健室だった。
なんでここにいるんだろう?あたしは…屋上にいたはず。
カシャーー!
「おぅ。起きたのか。」
??見たことのない男の子が声をかけてきた。…すごくかっこいい。思わず見とれてしまうほど…
「ん?なんか俺、変か?」
「ち、違いますっ!!」
あたしはあわてて言い返した。
そうか?ならいい。
と、男の子は言うと微笑んだ。…かっこいい。口にしてしまいそうな美少年だった。でも、この人誰だろう?…聞いてみるしかないな。
「あのぉ…あなた、誰ですか??」
あたしはその男の子に聞いてみた。
「あー…俺か?すばる。関咲すばる。」
かんざき…すばる。聞いた事,,,ないっ!!!
「あっ初めましてっ!!あのっ先輩ですか??」
あたしが聞くと関咲さんは、びっくりした顔をしてから、また微笑んだ。
「ん。俺は2年だ。」
2年生かぁ…あたしの一つ上だ。そんなことを考えていると関咲さんは口をひらいた。

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