記された日々
長い沈黙の中に亜美の声が響いた。
「ありがとう、もしだよ?私が寂しくて、苦しくて、悲しいとき、マコ君がそばに居ない時、とってもとっても遠くに居た時逢いたくなったらどうすればいいの?」
                                                                        
『すぐに駆け付けるよ、例えどんなに遠くても、地球の裏側にも急いで駆け付ける。そしていつまでも隣にいるよ。
距離は遠くても心はいつも亜美の隣にいるよ。』
                                                                        
亜美が涙を流し始めた。
「うん、ありがとう。」
『泣くなって!また抱き締めちゃうぞ!』

「ダメッ!今は嬉し涙だから抱き締めてもらわなくて大丈夫だもん。」
涙を流しながら見せた君の笑顔は今までで一番素敵で輝いていた。                                                                              
『そっかぁ嬉し涙だか、笑
そんな拒否しなくても、涙』
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