記された日々
「すいません、ご家族の方は?」看護士さんが来て話があるらしく、マコ君のお兄さんがでていった。
                                                                        
二人きりになった病室で、心音の機械の音が鳴っていた。
                                                                        
顔を見ようと近づくと、何かを落としてしまった、
[誠の記された日々。]
日記を床に落としてしまった。
                                                                        
拾って中を見て私はとうとう声をあげて泣いてしまった。
                                                                        
私との出会い、一目惚れしたこと、私の事がたくさん記されていた。
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