記された日々
「ご注文は?」さすが都会!店員が可愛い。「じゃ〜生二つで」兄が言う。「かしこまりました」
                                                                        
店員が去ると兄は「たいした可愛くねぇな、あんなの化粧とったらやばいよ」とか言ったので、俺は何も言えずただおしぼりで手を拭う。                                                                                  
何を隠そう俺の兄はニュークラブの店長、女の子や接客の態度をこと細かく見るのが商売なので、長年やってると眼が肥えるらしい。                                                                        
とりあえず生が来て乾杯をし、適当に肉を注文し黙々と食べ続ける俺、兄はこれからの事や、学校の事について話すだけ話して、一服を始めたので、少し距離をおく(たばこの煙はキライ、母さんがヘビースモーカーでトラウマ状態)
                                                                        
酔いがある程度回ってきたので家に帰った


そして夜は更けていった。
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