記された日々
学校からはさほど遠くはなかったが、タクシーで向かうことにした、
                                                                                                
この運転手がまたえらく話し掛ける人で俺はずっとそうですね、そうですね、と相槌を打っていた。
                                                                                    
信号で止まるたびにサイドブレーキを(ぎぎぎッー)と鳴らす人だった、俺はこの音が大嫌いだ。鳥肌がたつんだ、まったく…
                                                                        
でなんとか学校に着いた訳で、しばらく学校の前で学校全体を眺めていた、(これから二年、通うのか、良い思い出ができると良いなぁ)などと思いながら。
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