記された日々
急いで着替えて、髪を整えてロビーへと急ぐ。
                                                                        
エレベーターの前で何か話したときの話題を考えていた、すると“チンッ”ドアが開く。『亜美!』「マコ君!」二人の声が重なる。
                                                                        
二人して笑っていた、エレベーターに乗り込んで下にむかう。中に亜美と二人きり少し距離をおく。
会話を考えていて、でてきた言葉が・・・『そういえば亜美?』
「なぁに?」『この前さぁ一緒に帰ってた男の人って彼氏さん?』
「この前?あぁもしかして隣のクラスの?」
「いやいやいや、違うよ友達!高校の時からなんだ、家の方向一緒だから一緒に帰ってるんだぁ」
『そ、そうなんだぁ、いいねぇ高校の友達と一緒で』なんか溜めていたものが一気にすっきりした。(よかったまだチャンスがあるかも!)
                                                                        
「そうかなぁ?そうかもね、ははは」笑う亜美を見て、とても愛しくなった。
今俺に理性が無かったら抱き締めたかもしれない。
きっと俺はその時点で人間失格になるだろうな。
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