記された日々
式5分前になり、人がぞくぞくと集まりだした。
                                                                        
俺の右隣には頭が金髪のホストですか?と言わんばかりの兄ちゃんが座っていて、鏡を見て髪のセットを入念にチェックしてした。
                                                                        
すると左隣に気配を感じて、また誰か座ったと思い、チラっと横目で今度は誰が来たのかと、見たんだ。
                                                                        
そこには茶髪でショートヘアー、肌は白く、目が大きく、少し小柄で、今まで出会った中で一番かわいい女の子がいたんだ。気付いたら横目から顔が正面になっていて君に見惚れてしまっていた。
                                                                        
君がこっちを向きそうになったのであわてて前を向いた。
                                                                        
これが俺の恋に落ちた瞬間で、新しい学生生活の始まりだった。
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