記された日々

八月十日

母さんからメールが来た、
〈帰ってくるのかい？来るならいつ頃だい？〉
〈Re:十五日には帰るよ！マルにも会いたいしさ〉
マルというのは高校一年生の頃から飼っているシーズーとマルチーズの雑種で俺が友人から譲り受けたものだ、白毛に若干の茶色、まだ生まれて目も開かないうちに一度会っていて、その三ヵ月後にうちの家族になった、やんちゃでとってもかわいい俺の弟分だ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〈じゃあ気を付けてくるんだよ！〉
〈Re:あ〜い。〉末っ子の片親で兄はすぐに家をでたので、俺はすごい甘やかされて育てられてた、反面マナーや常識、しつけは人一倍厳しく、俺はそんな母さんを誇りに思うし、俺の人生の先輩として尊敬してる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そして・・・片道で六時間バスにゆられて実家に帰る。