記された日々
八月十六日


朝起きると、マルが隣で寝ていた(かわいいやつだなぁ)起こすのも悪いと思ったが、そこはやはり動いただけで、マルは目を開けてしまう。
                                                                        
尻尾を猛烈に振り、顔を舐められる、(あぁぁぁ〜〜またかぁ〜)
『わかったわかったもういいよ、おいで、したに行こう』
一階におりると、母さんが掃除をしていた。                                                                            
「散歩行っといで!」
散歩と聞いて、いてもたってもいられないマル。
「ワァン!」
『わかったわかった、顔洗ってからな。』
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