ガンバレ ヒカル!!

「今日はカットとパーマだったよね。じゃあシャンプーしよっか」



シャンプーをするように言われ、理香とシャンプー台へ向かった。



「普通に優しいじゃん。どこが鬼な訳?」


「あれは表の顔。裏はめちゃくちゃ怖いんだから」


「あの顔なら裏でもいいわ。何でも言う事聞いちゃいそう」



意味不明な発言をする理香は放っておいて、シャンプーをした。



席に戻って廉さんの作業が始まった。



アタシはロッドを渡しながら、廉さんのテクニックを盗む。



鬼の廉さんだけど、さすがテクニックは一流。



素早くて丁寧で仕上がりも最高に綺麗。



完全した髪型を見て、理香は大満足した様子でお店を後にした。




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