ガンバレ ヒカル!!
*旅行へGO!
年末が近付くにつれて、お店もさらに忙しくなる。
毎日がむしゃらに働いて、気付けばクリスマスも普通に過ぎていた。
なんて寂しいクリスマス………なんて考えるヒマもない程だった。
そして、今日はついに旅行に出発する日。
大晦日の夜、1人で最後の荷物確認をしていた時だった。
ピンポーン――。
玄関の鍵を開けドア開けると、そこには廉さんが立っていた。
「よぉ。準備できたか?」
「はい。すぐ終わりますからちょっと待っててくださいね」
戸締まりの確認をしっかりとして、アパートを出た。
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