ガンバレ ヒカル!!
廉さんの板は、ホテルのフロントに預けてきたみたい。
その変わりにソリを持って。
「ちゃんと着いてきてるか?」
後ろを気にしながら歩いてくれる。
「大丈夫ですよ〜」
そんなさり気ない優しさが好き。
「こんなとこで迷子になったら終わりだからな。俺の横歩け」
廉さんの隣に行くと、ジッとアタシの格好を見る。
アタシが不思議に思っていると、
「風邪引くだろ。」
言って、アタシが着ているウェアを直し始めた。
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