ガンバレ ヒカル!!

戸を開けると目に飛び込んできたのは、布団を敷いてる仲居さん。



「彼女さんですか?お布団の方、くっつけもいいですよね?」


「え…!?あの……」



アタシが返事をしようとした時、



「いいですよ。ぴったりしといてください」


「わかりました。仲が良くて羨ましいです」



言って、2つぴったり布団を並べて敷いた仲居さん。



「では、これで失礼します」



部屋を出ていった。



「ちょっと廉さん!」


「なんだよ」


「これどういう事ですか?こんなんじゃアタシ……」


「まぁ、いいだろ。せっかく旅行にも来たんだし恋人ごっこもな」


「……言ってる事がよくわかりません」


「水!」


「あ、はい……」



完璧、廉さんペースだ……。




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