ガンバレ ヒカル!!

アタシは平気じゃないもん!



ちょっとはアタシの気持ちもわかってよ!



そう思いながら飲み続けて、次の缶を開けようとした時だった。



「真山、いい加減にしろ」



手から缶を取り上げられた。



「ちょっと!返してくださいよ」


「ダメだ。どうした?真山」



まだ何もわかっていない廉さんに腹が立つ。



「廉さんは何もわかってないです。アタシは廉さんみたいに大人じゃないんです!」



軽くフラつく足で部屋を出ようとすると、強い力で腕を掴まれた。




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