ガンバレ ヒカル!!

「まだまだだな」



なんて言われてしょんぼりしながら片付けていると、廉さんがシャンプー台の横に立った。



「座れよ」


「ん?」



訳がわからずシャンプー台に座ると、『倒すぞ』って言って、背もたれを倒された。



「廉さん!?」


「今日は特別だ」


「え!!??」



顔にタオルをかけられてシャワーからお湯が勢いよくサーッと出る音だけが店内に響いていた。




.
< 41 / 222 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop