ガンバレ ヒカル!!
廉さんの指がアタシの顔を優しくタッチする。
目を瞑っているせいか、余計に緊張する。
「真山、昨日寝てねぇだろ」
やっぱり廉さんにはバレてるんだ…。
「なかなか寝付けなくて…」
「昨日何があったかは知らねぇけど、今日したミスはよくねぇよな?」
瞑っていた目を開けると、目の前にいる廉さんと目が合った。
「まぁ、1つ勉強したな。同じミス、絶対すんじゃねぇぞ」
「はい」
「ほら、まだ終わってねぇぞ」
そう言われて、アタシはまた目を瞑った。
.