ガンバレ ヒカル!!

「いいぞ」



その声に、アタシはそっと目を開けた。



廉さんによって作られたアタシの髪と顔。



自分でも驚く程の出来だった。



「自惚れてんじゃねぇよ。行くぞ」


「え?行くってどこに?」


「メシだメシ!寂しく過ごす気か?今日誕生日だろ」


「あっ…」



いつの間にか忘れてた。



今日はいろんな事がありすぎて。



「行くのか行かないのか、どっち?」


「い、行きます!」


「じゃあ早く用意する。先、車で待ってるからな」


「はい!」



こうして廉さんと初めてご飯を食べに行く事になった。




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