ガンバレ ヒカル!!
廉さんが連れてきてくれた所は居酒屋。
一応個室のあるお店。
「居酒屋だからってグチんじゃねぇぞ」
「そんな事言いませんよ。居酒屋好きですから」
「その髪には居酒屋がぴったりだ」
「廉さんがしたんじゃないですか!」
「そうだったな」
昨日の事があってから、かなり打ち解け合ったアタシ達。
こうして笑って一緒にご飯を食べてる事が、今でも不思議なくらい。
「でも廉さん、ここの居酒屋なんか変わってません?こんな席初めてなんですけど」
「カップルシートだからな」
「カ、カップル!!??」
「ここ俺の行き着けなんだから仕方ないだろ。我慢しろ」
「別に我慢とかしてないですけど…」
「じゃあ気にすんな。俺とお前は先輩と後輩には変わりないんだから」
「まぁ、そうですけど…」
今の言葉、なんか引っかかる…。
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