ガンバレ ヒカル!!
廉さんはというと、めちゃくちゃはしゃいで焼きそばを焼いてる。
「おい、真山!中山も食え」
上半身ハダカの廉さんにまだ見慣れなくて、隣にいるだけでいつも以上にドキドキする。
毎日手の神経を使っているせいか、二の腕から指先にかけて程よい筋肉が付いてる。
あぁ…、変な事考えちゃうよ。
もしこの腕に抱きしめてもらえたら…なんて事を考えながら廉さんのカラダをじっと見つめてしまっていた。
「おい、俺そっちの趣味ねぇぞ?」
「はっ!?」
廉さんの声に気付くと、廉さんは両腕で自分の胸元を隠していた。
「アタシだってそんなっ…ってどんな趣味ですか?もう、変な事言わないでください」
アタシ1人で焦ってて他のみんなは爆笑してた。
「俺、別に変な事言ってねぇけど?これだからムッツリは」
もう嫌だ…。
廉さんがそんな格好してるからだ。
店長除いて男性陣みんな上半身ハダカなのに、廉さんにしか目がいかない。
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