運命の歯車-不思議の国のアイツ-



その日の放課後、コウは、久しぶりにマサヤの家に行ってみた。



マサヤの家は、父親が医者をやっていることもあり、かなりの豪邸。



ピンポーン・・・・



インターホンを鳴らして、しばらくしてから、声が聞こえてきた。



「はい、どなたですか?」



「あっ、マサヤくんの友達の山下って言いますけど、マサヤくん居ますか?」



「ちょっと待ってくださいね。今、鍵を開けますから、中に入ってきてもらえますか?」



「わかりました。」



コウは、鍵が開くのを確認してから、入り口の扉を開けて玄関の前まで歩いていった。



コウが、玄関の前まで歩いていくと、マサヤの母親らしき人が玄関から現れた。

< 201 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop