運命の歯車-不思議の国のアイツ-
「ああ、俺も一応、紅蓮の古株だから、それなりに紅蓮のメンバーに顔が効くから大丈夫と思うけど・・・早い方がいいのか?」
「ああ。できれば、すぐにでも。」
コウは、レイジの言葉に肯く。
「・・・確かに、紅蓮の幹部に反乱を知られないようにするためにも、素早く一気にかたをつけた方がいいしな。」
ジュンも、コウの言葉に同意した。
「・・・・・だったら、今度の日曜日の夜10時から、紅蓮の集会があるから、そこで決着をつけよう。」
レイジが、コウをジュンに言った。
「・・・今度の日曜日だな。・・・よし。」
コウとレイジが、肯く。
そして、コウとレイジとジュンは、それから、日曜日の決戦について、朝まで公園で作戦を練った後で別れた。
(・・・日曜日ですべての決着をつけてやる・・・待ってろよ、マサヤ。)
コウは、朝日を浴びながら、家路へとついた。