運命の歯車-不思議の国のアイツ-
「・・何のようだ?・・織田。」
「今日は、お前に挨拶してやろうと思ってな。」
「・・・挨拶?」
リョウの言う意味がわからないコウの顔には、疑問の表情が浮かぶ。
「ああ、俺が、蒼炎3代目総長、織田リョウだ!!!」
リョウの着ている特攻服の背中には、蒼炎3代目総長の文字が書かれていた。
「・・・リョウ・・・いや、織田が、蒼炎の・・・3代目?」
「これで、総長同士、心置きなく、喧嘩できるな!!」
リョウが、コウに殴りかかる。
そして、リョウに呼応するかのように、蒼炎のメンバーも紅蓮のメンバーに殴りかかっていった。
こうして、今から続く、蒼炎と紅蓮との抗争が始まった・・・。