運命の歯車-不思議の国のアイツ-


別室に到着し、イスで少し体を休める。



(・・・お母さん・・・・何で死んじゃったの?)



枯れ果てたはずの涙が、再び流れ始めた。



(何で・・何で・・・)



マイは、何度も心の中で繰り返す。



(・・・・・・・・何で。)



マイは、父親が呼びにくるまで、心の中で繰り返し続けていた。




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