運命の歯車-不思議の国のアイツ-
「あ、あの、アヤ、落ち着いて。織田くん、ちょっとふざけただけだから。」
「そうだ。そうだ。」
マイの助け舟にリョウが同意の声を上げる。
「ごめんね。俺が、ちょっと、短気起こしただけだから・・・」
マサヤも気まずそうにアヤに話しかける。
「・・・・・そうなの?本当に、リョウが悪いんじゃないの?」
少し落ち着いてきたアヤが、マサヤとマイを見た。
マサヤとマイは、同時にうなずく。
「・・・そう。だったら、いいんだけど。」
完全に落ち着きを取り戻すアヤ。
「俺に謝れよ。」
うってかわって、今度は、リョウがアヤに迫る。