妹彼女Ⅱ
「さ、て…と。」


明日のためにも、早く寝ないとな。

体を拭き、薄手のスウェットを着る。

そういえば、ちょい髪伸びたかな?
あ、でも後ろの伸びた感じはいいな。


「そら~、風呂いいぞ~…、って!」

『あ、やべ。バレた。』

ソファの上で高いことで有名な茶色いカップアイスを食べている空。


アイスを食べるのは構わない。暑いし、実はアイスは太りにくい。

だが…だがなぁ…

「それは、俺の…だろうがぁ!」


そう、晩ご飯後、デザートと称して一個食べた空。

いくらアイス大好きでもそれは許されない。


しかも、バレた、とな?隠し通すつもりやったんかい!

これは…兄として、彼氏として、怒らないといかまい。


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