妹彼女Ⅱ
俺と冬真ならおおくても食べきれるだろうということで、焼きそばにたこ焼き、フランクフルト二本にフライドポテトと、結構たくさん買ってしまった。


「あ、私出すよ?」

レジの前に立つ俺の横から優が入り込む。


「別にいいよ。どうせ俺と雪田でほとんど食っちゃうだろうし、それに大した金額じゃないし。」


金額の問題ではないが、女の子に金払わせるほどケチな男ではないつもりだ。


「じゃあ今度なんかおごらせてね。今回はゴチになります。」


体の前で腕をクロス、それを開いて格闘家の挨拶のポーズ…

水着でやると恐ろしく滑稽だな…


簡単なパックに入った準お昼ご飯を受け取り、来た道を戻る。



「あ、ごめん海くん。ちょっと更衣室寄っていい?タオル持ってきたいから。」

「あぁ、分かった。」


どうせ途中道だし…


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