妹彼女Ⅱ
「……どうしても…ダメ……?こんなに大好きなのに…?」
「優ちゃんみたいな子が好きになってくれるのはホントに嬉しい。でも…俺は一人しか選べないんだ…」
空を…
俺は空を選ぶ…
世界でたった一人
愛する人として…
「………、な~んてね!じょうだんっ!ドキドキした?」
突然体を剥がすように離し、落ちた水着を着直す。
「いくら海くんでもこんな色仕掛けにはひっかからないかぁ!ざ~んねんっ。さ、早く戻ろ?」
何事もなかったかのように更衣室を出て行く優、途中何度か人がいないか確認したりしていたが、
一度も目を合わせることはなかった。
たまに大地に言われる
《お前を好きになって後悔する人は結構いる。付き合えないのに好きでいることは、かなり辛いんだよ…》
もちろん俺が悪いとは大して思ってはいない。
好きになるならないは本人の責任でもあるし、俺が好きにさせたわけでもない。
しかしそれでも罪悪感はある。
どうしようもないことは分かってる。
だから気にしないようにしていた。
今こうやって考えさせられるまでは…
「優ちゃんみたいな子が好きになってくれるのはホントに嬉しい。でも…俺は一人しか選べないんだ…」
空を…
俺は空を選ぶ…
世界でたった一人
愛する人として…
「………、な~んてね!じょうだんっ!ドキドキした?」
突然体を剥がすように離し、落ちた水着を着直す。
「いくら海くんでもこんな色仕掛けにはひっかからないかぁ!ざ~んねんっ。さ、早く戻ろ?」
何事もなかったかのように更衣室を出て行く優、途中何度か人がいないか確認したりしていたが、
一度も目を合わせることはなかった。
たまに大地に言われる
《お前を好きになって後悔する人は結構いる。付き合えないのに好きでいることは、かなり辛いんだよ…》
もちろん俺が悪いとは大して思ってはいない。
好きになるならないは本人の責任でもあるし、俺が好きにさせたわけでもない。
しかしそれでも罪悪感はある。
どうしようもないことは分かってる。
だから気にしないようにしていた。
今こうやって考えさせられるまでは…