妹彼女Ⅱ
「いや、だって俺空の裸見てるぐらいだし、水着もサイズ合わせの時ゆっくり見たし…」

「この変態っ!!」

「お前に言われるとは思わなんだ…」


また不毛な会話が続く中、学校に着くと軽い塩素の匂いがした。


この匂いがすると本格的に夏が来たんだなって思う。


『あれ?じゃあプールに緑ちゃん参加するんだ?』

「おう!熱中症にならないよう軽くなら、って許可がでたんだ。」

『へぇ~。…そりゃあ楽しみだねぇ。普段見ることない、緑ちゃんの超薄着。そりゃあテンションも上がるよねぇ。』


意地悪い顔で大地を見上げる、大地は顔を少し赤らめながらも、まぁねと返す。




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