零れ落ちたコトバ
…祈り
明日はどんな日になるだろうか。
明後日はどんな日になるだろうか。
一年後は?
十年後は?
五十年後は?
どんな日になるだろうか。
笑っているのか、
泣いているのか、
怒っているのか、
困っているのか、
幸せなのか、
不幸せなのか、
全く分からない。
未来は未知だ。
微かな情景さえ、ここからは見えない。
だから人は、そこに光を創り出す。
未来はきっと明るいんだって。
だけど、それは現実的だろうか?
未来がいつだって明るいとは限らない。
だって、今だって…過去から見れば未来だったはずなんだ。
明るいって信じて止まなかった未来のはずなんだ。
ねぇ、だけど…君は泣いている。
明るいはずの未来の中で、気はは泣いているんだ。
だけどどうだろう?
未来はいつだって悲しみに満ちているわけじゃない。
君の涙ももうすぐ止まるだろう。
ねぇ…僕には断言することはできないよ。
完全な希望を与えてあげることはできない。
泣いている君に…。
僕には、ただ祈ることしかできないんだ。
どうか未来が光に満ちていますように…。
この祈りが神に届きますように…。
僕には祈ることしかできないんだ。
ごめんね。
だけど、一生懸命に祈り続けるよ。
君の涙が早く止まりますように…。
誰よりも大切な君のために…
僕に出来ることは、ただ祈り続けることだけだから。