swallotail-アゲハ-【完】
「リーダー!!」
「おぅ。ただいま。美波」
私は美波の頭を撫でて抱擁した。
「ヤッシーは可哀想だけど(笑)美波は無事で良かった~~!!」
「ブッキー。ひどくね?」
「大丈夫かお前?骨いってっか?」
「イヤ。そこまではいってない」
「美波。ちょっと・・・」
私は美波を連れて溜まり場の奥へ。
さすがに美波の格好は見てられない・・・。
私は春人の特攻の下にTシャツを着てたので脱いで美波に着せた。
「これ、春さんのっすか?」
「あ?特攻??」
「はい・・・」
「うちも浴衣だったから、春人から今日だけ借りた」
本当は自分の特攻服しか着てはいけない。
なんでかは分からないけど・・・。
「Tシャツ脱いだらリーダーがはだけちゃってますよ(笑)」
「あ”?ボタン閉めときゃ大丈夫だべ!!」
「ただいま」
「・・・。ちょ!!吹雪。(なんで中脱いだの?)」
そんな耳打ちで言う事じゃ無くね?w
「美波の事考えろ。バカ」
「あ~~~。なるほど!」
ホントばか・・・。
「ってか、近いうち般若と大きな喧嘩するようかもな」
「やっぱり・・・」
「いい加減終わらせねーと。ラチあかねーべ!」
「本格的な般若潰しだね・・・」