swallotail-アゲハ-【完】


顔は殴られた様で腫れ上がり、両腕を後ろで縛られ・・・

着ていた特攻服も・・・はだけてた。

明日香の傍に般若が2人。

私は見境なしに奴等をやった。

殴って、殴って、殴った。

殺すつもりで殴った。




「あ・・・明日香??大丈夫か??明日香??」

何度も何度も明日香を揺すった。

でも反応が無い明日香・・・。

私は仲間1人守れない。

ダメな総長だ・・・。


「先・・・輩??」

言葉にならない声で私を呼ぶ明日香。

「明日香ーーー!!!」

私は明日香を抱き起こしキツク抱きしめた。


「すいません・・・捕まっちゃって。先輩。すいません・・・」

涙を流しながら私に謝る明日香。


「明日香。ココで待ってろ!!」

私は上の特攻服を脱ぎ明日香に掛けた。





「どいつもこいつも・・・ふざけんじゃねーよ!!マコト!!テメーか!明日香やったのテメーか!!」

私はマコトの胸元を掴みマコトに詰め寄った。


「だったらどうすんの??」

「ふざけんな!!!」

私は思いっきりマコトの腹に1発入れた。


「・・・っ。ゴホゴホッ」


「これは明日香の分だ!!」

そしてもう1発。

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