swallotail-アゲハ-【完】
「----ブキ!!」
「吹雪~~!!」
あ。今度はちゃんと名前だ・・・。
仲間かなぁ・・・。
「!!!吹雪!!」
横目で呼ばれた方を見ると・・・
(タケル・・・)
「テメー!!」
タケルはマコトを蹴っ飛ばした。
春人が来なくて良かったかも・・・
「大丈夫か?吹雪!!どこまでやられた?」
「・・・。大丈夫。まだ、手を出されてない」
「そ。取りあえずコイツ殺しとくわ!!」
再びタケルにやられるマコト。
本当にキリが無い。
あ・・・明日香。
「ッ。イテ~。首がヒリヒリする・・・」
「吹雪。大丈夫か?」
タケルが肩を貸してくれたので甘えて抱きかかえてもらう。
「明日香は?」
「大丈夫だ。保護したから!」
「チクショー・・・アイツ等。明日香に手を出しやがった・・・」
「お前。マジで何もされてねーか?」
「あぁ。だから・・・春人には言うなよ!!」
「ならいいけど・・・。明日香も脱がされそうになっただけみたいだぜ。丁度お前が来たって!!総長として仲間。守れたじゃん?」
「それ。マジか?マジでマワサれてねーのか??」
「あぁ!!」
ホッとした。
それでも明日香を酷い目に合わせた事には間違いない。