swallotail-アゲハ-【完】
「恵。お前はいつも機嫌悪かったな。何でだ?うちがキライだったか?」
「ハッキリ言って嫌いだった。でもアンタと進んだこのチームは結構好きだったよ。意地悪ばっかして悪かったな。今までありがと」
「アハハ!そうだったか!それでも着いて来てくれてありがと」
「カオル。お前はチームのムードメーカだったな。沢山笑わせてもらったよ。ちょっとお調子者だったけどな。カオルの笑顔で沢山救われた。ありがとな」
「アタシ。総長の男気に惚れてたんすよ。いつもクールで。そんな総長が大好きでした!今までお世話になりました」
「クールだったか?アハハ。まぁいいか!こっちこそ世話になったな」
「優。お前は切れると手が付けられなかったな。うちでさえ無理だったもんな。まぁ・・・それだけアツイ奴だった。お前にも沢山助けてもらったな。ありがとな」
「・・・。何も言いませんよ。これが別れじゃないですから」
「そっか。そうだな。また一緒に無茶しような」
かけがえのない仲間。
全然頼りない私で。
それでも私を信じて着いて来てくれたメンバー。
感謝してもしきれない・・・。
「夏姉!!素敵な仲間に出会わせてくれてありがと~~!!」
私は夜空に向かって大声で叫んだ。
夏姉に聞こえるように・・・大きな声で。
一呼吸置くと、メンバー全員にお辞儀され
「「「 総長!!お世話になりました!! 」」」と言われ・・・
「テメー等はバカか・・・」
そう言い。
皆で泣きました・・・。