swallotail-アゲハ-【完】
私は皆の元から離れて走った。
「ムサシ!!!」
人ごみの中でムサシを見つけた!!
ムサシの洋服の裾を引っ張って呼び止めた私。
「あれ?吹雪ちゃん??今日は浴衣着てるんだぁ!似合ってるよ」
「あ・・・。どうも」
久し振りに会ったムサシは凄く大人っぽかった・・・。
「何?1人?」
「え・・・。皆居るよ」
やば・・・。
勢いで走って来ちゃった。
「今年はチームで何かやらないの?楽しみにしてきたのに!」
「ちょっと。事情がありまして・・・ってか、なんで顔出さないんだよ!!」
「ん。社会人はいろいろと大変なんですよ!あ。夏休み中に顔出すよ!!」
「そっか!」
「吹雪!!お前いきなりどっか行くなよ!」
春人が追っかけて来た・・・。
ヤベw
怒られそ・・・
「おぅ。春人!元気でやってか?」
「あぁ。つーか、吹雪にチョッカイ出すなよ!」
「はぁ?・・・。あ~~~。お前等やっとそういう関係になったの?」
「ん??何?」
春人・・・怒ってるよね。
ってか、相手はムサシじゃんw
なんで?
「じゃ、そう言う事で!!吹雪行くぞ!!」
「あ。うん・・・。ムサシ、またね~」