私の救世主は6人の王子様?!
1.嬉しくも無いお祝い
「…誰……?」
気づいたときにはもう呟いていた。
本来ならば、
[ありがとう]
が先の筈。
白髪(はくはつ)の白衣を着たいかにも科学が得意そうな人。
眠そうに目を擦る男の子の手は男を指差している。
背の小さい可愛らしい男の子は、若干腹黒いことを言ってて。
ボソ、と呟いたのは漆黒の髪に眼鏡の人。
気楽そうにヘッドフォンを首にさげている明るめ茶髪男子に。
焦げ茶色のさらさらヘアーの王子様みたいな男の子が居た。
力が抜けて、へにゃへにゃっと地面に座ってしまった。
「!…ホンマに大丈夫なん?ワシ心配になってしもうたわ。」
茶髪のヘッドフォン君(勝手にあだ名を…)は、どうやら広島弁を喋ってるっぽい。
「ほら。立ちなって。」
微笑しながらも手を差し伸べてくれたのは、王子君。(これまたあだ名。)
「あ、ありが…とう…?」
なぜか語尾に「?」をつけてしまったのは私にも解らない。
あ、いや、クセじゃないよ?
違うんだからねっ
あ、いや、ツンデレじゃないよ?
あれ。この流れどこかで…
ともかく。
しっかりとした暖かい手を取って私はようやく眼が覚めたみたいだ。
「…なんで…?」
ぽつ、と呟いた。
そうだ。私は大切な何かを忘れてた。
「あの…?此処って、えーと、確か…私立…きおう…学園…ですよね?」
シーン…
沈黙。
沈黙。。
沈黙。。。
あたしのせいか?!そうなのか??!
「『キオウ』とは何処の事ですか?」
「まさか…『ヒメロウ』を『キオウ』と勘違いしたのか?」
白髪さんと眼鏡さんが言う。
ヒメロウ?キオウ?
なんじゃそりゃ。
「ぷっ」
まるで今まで笑いを堪えていたかのように「クククク…」と笑い始めたのは童顔君。
「え?あの…」
「『キオウ』じゃなくてぇ、姫狼(ヒメロウ)学園だよぉ?水戸和紗ちゃん♪」
にーっこりと天使のような笑顔を浮かべて、ぴょんっと軽くジャンプした童顔君。
気づいたときにはもう呟いていた。
本来ならば、
[ありがとう]
が先の筈。
白髪(はくはつ)の白衣を着たいかにも科学が得意そうな人。
眠そうに目を擦る男の子の手は男を指差している。
背の小さい可愛らしい男の子は、若干腹黒いことを言ってて。
ボソ、と呟いたのは漆黒の髪に眼鏡の人。
気楽そうにヘッドフォンを首にさげている明るめ茶髪男子に。
焦げ茶色のさらさらヘアーの王子様みたいな男の子が居た。
力が抜けて、へにゃへにゃっと地面に座ってしまった。
「!…ホンマに大丈夫なん?ワシ心配になってしもうたわ。」
茶髪のヘッドフォン君(勝手にあだ名を…)は、どうやら広島弁を喋ってるっぽい。
「ほら。立ちなって。」
微笑しながらも手を差し伸べてくれたのは、王子君。(これまたあだ名。)
「あ、ありが…とう…?」
なぜか語尾に「?」をつけてしまったのは私にも解らない。
あ、いや、クセじゃないよ?
違うんだからねっ
あ、いや、ツンデレじゃないよ?
あれ。この流れどこかで…
ともかく。
しっかりとした暖かい手を取って私はようやく眼が覚めたみたいだ。
「…なんで…?」
ぽつ、と呟いた。
そうだ。私は大切な何かを忘れてた。
「あの…?此処って、えーと、確か…私立…きおう…学園…ですよね?」
シーン…
沈黙。
沈黙。。
沈黙。。。
あたしのせいか?!そうなのか??!
「『キオウ』とは何処の事ですか?」
「まさか…『ヒメロウ』を『キオウ』と勘違いしたのか?」
白髪さんと眼鏡さんが言う。
ヒメロウ?キオウ?
なんじゃそりゃ。
「ぷっ」
まるで今まで笑いを堪えていたかのように「クククク…」と笑い始めたのは童顔君。
「え?あの…」
「『キオウ』じゃなくてぇ、姫狼(ヒメロウ)学園だよぉ?水戸和紗ちゃん♪」
にーっこりと天使のような笑顔を浮かべて、ぴょんっと軽くジャンプした童顔君。