One Love
「うん」
そう言って爽やかに笑う涼に、ちょっと悪寒がした。
「まぁ、どうでもいいけど……早く泳ごうぜ?」
夏樹がそう言い、あたし等も湊たちみたいに潜ることにした。
せっかくキレイだし、サンゴとかあるらしいし。
しっかり満喫しなきゃだからね。
そして1時間後。
しっかり沖縄の海を満喫したあたしたちは、ぐったりだった。
「おい、お前ぇ等……、しゃきっとせぇや」
元ヤンが、ホテルのロビーでぐったりしているあたしたち5人にそう言った。
『元ヤン……、部屋割り見してくれん?』
「タメ語かよッッ」
『…今そんな気力ないんで……』
「チッ……おらよ」