One Love
さて、ここでいっちょみんなの紹介をしたいと思います!
「〝ここでいっちょみんなの紹介をしたいと思います!〟…じゃねぇよッッ」
『ほえっ!?』
「そうだよバカ」
「考えろよバカ」
「調子乗ってんじゃねぇよバカ」
「……バカ!」
『ってうぉい!最後の人ッッ』
最後の人は涼だった。
こいつはいつもこんなノリだ。
なんというか……何気にいいとこ持ってってる?みたいな…。
「まぁいいけど……。あ゛ー、走ったから喉渇いたー」
夏樹がそう言った。
「私もー。学校出たし、このまま店行こう?」
そう提案したのは湊。
「でもみんなカバン学校に置いたままだよ?」
この可愛い口調の人はみちる。