One Love



涼と一緒に階段を上って、5階で別れて部屋に戻った。



「あら、遅かったねー」



すでに湊はお風呂から上がっており、バスタオルだけを巻いて長い髪をたらして色気たっぷりの格好をしていた。



『湊…その格好で男の前に出るなよ?』


「ふふっ。この格好は爽にだけしか見せない」


『…それはそれで困るな』


「何に?」



そう言って湊は笑った。




「爽、入ってきな?」


『うん』




あたしは自分のカバンから入浴セットを出し、風呂場に向かった。




しかし、一部屋に1つ風呂場がついてるなんて最高じゃー!!




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