One Love
修学旅行という楽しい時間が進むのはあっとゆうまのことだった。
『もう帰りの飛行機かー↓↓↓↓』
テンション ガタ落ちの自分。
「しょうがないじゃん。でも、楽しんだからいいじゃん!」
みちるが笑顔であたしを励ましてくれる。
「そーそー。隣で呻き声が聞こえると腸(ハラワタ)が煮えくりかえる」
『うるせー夏樹。勝手に煮えくりかえってろ』
しかも呻き声じゃねぇし。
泣き声だし。
「……あのあんまん…今までで1番おいしかったな……」
あたしの隣では、湊がちらりと涙を見せて、首里城の方へを手を振っていた。
……The あんまんバカ!!
「うるせー!あんまんをバカにすんな!!」
『ギャー!湊がキレたー!!』
そうして、楽しい楽しい修学旅行が幕を閉じたのです。