One Love


「え?そーだけど……」


『…爽、私に入ってほしい?』



私は二マッと笑って聞いた。



「そりゃもちろん!!」




……しょうがない。
他ならぬ爽の願いだ。



『わかった。いいよ、入る』



私がそう言うと、爽は跳んで喜んだ。


「やったー!嬉しー!! ってかおかげて、あたしたち5人対バスケ部ができるよ」



……まじかよ…



爽は男子並みに体力あるからいいけど、私は普通の女子なんだから…。



「よし、やるか」



夏樹がそう言い、私は急いで更衣室を借りて体操服に着替えた。



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