One Love


「異議あり! ここは俺に任せるべきだと思います!」


シャキッと手をあげて発言する夏樹。


『残念~!もうあたしに決まったんだよねッッ』



「えっ!?普通めんどくさいからみんな嫌がるよ?」



元ヤンが呆気にとられているが、そこは無視。




それから誰が何の種目になるかを、公平にクジで決めようとしたんだけど…



「バッキャロー! やるからには優勝だぁ↑↑」


という元ヤンの燃えっぷりで、それぞれに合った種目とか、優勝するために必要なこととかした。



・サッカー
・ソフトボール
・バスケットボール


の3種目から選ぶことになっている。

あたしたち5人は(男女別だけど)バスケに出ることになった。



――キーンコーンカーンコーン



授業終了のチャイムが鳴り終わり、号令をする前に元ヤンが言った。




「んじゃぁ、スポーツ大会実行委員は放課後生徒会室へ行くことー」



……!?
早速ッッ!!??







夏樹と言い合っていた爽だけど、実は実行委員になるのは嫌だったのであった。



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