霧の中の「BOY MEET GIRL」【中編】
癸生川道にて...?
ふんふんふーん...♪
あとは、これを詰めて...っと!
よし、準備は完了!!
「ぜってぇ今度こそ来ねぇだろ!先週泣かせたからな!」
俺は、大場向平。
ただいま絶賛短大生中の20歳だ。
そんな俺は最近単位とやらがヤバかったりする。
人に言わせると俺は“単純”らしく、確かに感情のままに動いてしまうから、「サボりたい」と思えば躊躇なくサボるし、「マックのシャカシャカチキンが食べたい」と思えばチャリでかっ飛ばす。
「行動力に優れているというか何というか...」
先生にまで呆れられ、留年仮定。
そんな俺の、マイブーム。
それは、“癸生川道”で、思いっきり走ること。
走る、といっても車で、だ。
俺は所謂走り屋というやつで、毎週土曜日そこに溜まりに来る不良やらをどうにかして追っ払うんだ。
癸生川道は霧がかかっているが、その中でも特に霧がかかっている超穴場が俺のお気に入り。
言えば、俺は人のいない場所で静かに走るのが好きだ。
あとは、これを詰めて...っと!
よし、準備は完了!!
「ぜってぇ今度こそ来ねぇだろ!先週泣かせたからな!」
俺は、大場向平。
ただいま絶賛短大生中の20歳だ。
そんな俺は最近単位とやらがヤバかったりする。
人に言わせると俺は“単純”らしく、確かに感情のままに動いてしまうから、「サボりたい」と思えば躊躇なくサボるし、「マックのシャカシャカチキンが食べたい」と思えばチャリでかっ飛ばす。
「行動力に優れているというか何というか...」
先生にまで呆れられ、留年仮定。
そんな俺の、マイブーム。
それは、“癸生川道”で、思いっきり走ること。
走る、といっても車で、だ。
俺は所謂走り屋というやつで、毎週土曜日そこに溜まりに来る不良やらをどうにかして追っ払うんだ。
癸生川道は霧がかかっているが、その中でも特に霧がかかっている超穴場が俺のお気に入り。
言えば、俺は人のいない場所で静かに走るのが好きだ。