霧の中の「BOY MEET GIRL」【中編】
「くっそ、やっぱ出ねぇ」
せっかくいつもは使わないサイトまで使ってやってんのに...。
そんなにマイナーな音楽なんかな...
「あ。やっぱそれオレ知ってるかも」
樹雄がそう言いだしたのは、放課後だった。
「お前のノーテンキな鼻歌もたまにだけど役に立つな。その歌聞いたことあるよ」
「マジ!?誰が歌ってる!?CD貸して!!」
「いや、それが...」
―...。
「...は?」
「だから!中学ん時の学祭でやったバンドの曲だろ?思いだしたよ。確かお前とオレとケンと直がいたよな」
ケンと直とは、中学時代の親友だ。
「なんならオレん家でそん時のDVD見るか?」
「え。あんのか」
「ああ。お袋が撮ってた」
学祭ん時の曲?
なんであの女が、そんな曲を流して......
せっかくいつもは使わないサイトまで使ってやってんのに...。
そんなにマイナーな音楽なんかな...
「あ。やっぱそれオレ知ってるかも」
樹雄がそう言いだしたのは、放課後だった。
「お前のノーテンキな鼻歌もたまにだけど役に立つな。その歌聞いたことあるよ」
「マジ!?誰が歌ってる!?CD貸して!!」
「いや、それが...」
―...。
「...は?」
「だから!中学ん時の学祭でやったバンドの曲だろ?思いだしたよ。確かお前とオレとケンと直がいたよな」
ケンと直とは、中学時代の親友だ。
「なんならオレん家でそん時のDVD見るか?」
「え。あんのか」
「ああ。お袋が撮ってた」
学祭ん時の曲?
なんであの女が、そんな曲を流して......