世界終了のお知らせ
まる、とびだす
目が覚めたら次の日になる直前で、いけね制服着替えなきゃと思い立ってムクリと起き上がる。


そういや夕ご飯食べてないなぁ、何か残ってるかなとぼんやり考えていた時だった。

下の部屋から聞こえる声と声。
父さんと母さんだ。



そっと階段を下りてみる。

「もう疲れたのよ!!」
「そうやって何でも自分だけ悪くない態度のままなのか!」

etc..etc.

終わりが見えない言い争い。

リビングのドア越しに映る二人の影は、決して距離を縮めない。



あ、もう、なんか、いいや。

出ていこう。



玄関の扉を開け、私は制服のまま真夜中の空の下を歩き出した。
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