世界終了のお知らせ
コンビニのある商店街を抜け、少し歩いた場所にある公園で、私はあこに全てを話した。


沸き上がる気持ちのままに、片っ端から言葉を投げる。
泣いたり、怒ったりしょげたりしながら、順番もめちゃくちゃだったけど、全部。

親の異変に気がついた事。
気付いてないよう普通に振る舞っていた事。
日々酷くなる二人の仲。
何もかもに関わりたくなくなった自分。

それと、昼間の体育館裏でのミツキの事も。


二人横並びにベンチに座っていた。話している間は一度も目を合わさなかったけど、おかげで気持ちをごまかす事なく言えた。



しばらくして、私の片手をずっと握っていたあこが口を開いた。

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