世界終了のお知らせ
やばいんじゃない?!


あこの身の危険を察知した私は、向かい合っていたナントカ君に「ごめん!また後で!」と言い残して、二人の後を追う。


でも今、なんか変な感じがした。違和感。なんだろう?



二人は廊下を渡り、第二校舎の一階、階段踊り場に立っていた。主に科目別で使うこっちの校舎は、放課後はほとんど人気が無い。

私は、やや離れた教室に潜り込み、廊下の窓ガラスに映る二人を見る。

まさか、ミツキがここで例の「指導」をするんじゃ‥!

言わずもがな「指導」とは嫌がらせや、ちょっとした暴力なんかで相手を黙らせる統べなのだけど、ここで私はやっと気づく。



いつもは取り巻きを従えて、女王様みたいに歩いてるミツキが、今日は一人だった事に。
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