Girls Kiss・『お姫さまとのキス』
「ちょっと! 何ジロジロ見てんの? アタシの美しさに見惚れた?」

自身ありげに微笑む彼女は、本当にキレイ。

「はい、お美しいです」

「なっ…!」

すると彼女は顔を真っ赤にした。

「アンタって子は…。何でそう真顔で言えるのよ?」

「本当のことですから」

「だからぁ」

彼女はオタオタする。

その可愛い仕種に、思わず笑みが浮かぶ。

「今度は何笑ってるのよ!」

「あんまり可愛らしいので、つい」

「なーっ!」
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