Imaginary,5476
二、 日は烈火、音は一つ。

「綺麗…綺麗綺麗綺麗!」

「誰が…──
君の瞳は潰れているのかい?」


悲鳴なの?

それとも歌声?


私の耳はね、駄目になっちゃったの。


「貴方の声しか聞こえないんだから!」









嫌いなのよ、


      貴方の声。


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